医療法人社団泉樹会に理学療法士の吉原充が入職し、訪問リハビリテーション統括責任者に就任いたしました。ホームクリニックなかの内に訪問リハビリテーション事業所を立ち上げ、2026年4月より患者様の訪問リハビリを開始しております。当法人で訪問診療・訪問看護・訪問リハビリを揃えることで、患者様が充実した在宅療養を送れる環境を創造し、患者様が病気があっても元気に前向きに、よりよく生きていくことができる、Well-Agingを支えることができればと考えての取り組みです。下記、吉原よりご挨拶させていただきます。
『訪問診療や訪問看護は命を支える.訪問介護は生活を支える.では、訪問リハビリは一体何を支えるのか?』
私の理学療法士としての歩みは、この答えを探す道のりでもありました。
私は臨床23年目になる理学療法士です。
この度、ホームクリニックなかのに入職し、訪問リハビリテーション統括責任者を拝命いたしました。
これまでは長く総合病院に勤務し、キャリアの半分以上を訪問リハビリの分野で過ごしてまいりました。
院内で急性期のリハビリに携わっていた頃には、身体機能の回復や早期離床に向けた取り組みを行う中で、退院後の生活場面を見据えた支援の大切さを学びました。
その後訪問リハビリの場に身を置くようになりましたが、当初は在宅支援の難しさに直面し、理学療法士の存在意義とは何だろう?と、思い悩むことも少なくありませんでした。
医療や介護を受けながらも、住み慣れた地域や自宅で暮らしていく――。
近年では「在宅入院」という言葉も聞かれるようになりましたが、この実現のためには、医師・看護師・介護職・ケアマネジャーなど、多職種の密な連携が欠かせません。
理学療法士もその一員として、専門性を発揮しながらチームの中での役割を担っていくことが求められます。
暗中模索しながらも、その役割のひとつとして私が大切にしてきたのは、患者様の身体機能や能力と生活環境を適切に「フィット」させることです。
個々の生活背景や価値観に合わせて、日々を無理なく安全に過ごせる形を一緒に作り上げていく。このプロセスの先にあるのは、「自分でできるようになる」という自立度の向上だけではありません。
そこには、達成感や喜び、「次はあれをやってみよう」と思う気持ちや自己効力感など、その方の心の内の、前向きな変化がともないます。
私は、患者様の心身に備わるこうした力を引き出し、活かし、後押ししながら、ともに歩んでいく伴走者であることこそが、訪問リハビリの本質・理学療法士の本懐であると感じています。
こうした経験を積み重ねるうち、冒頭の問いに対する自分なりの答えが、おぼろげながら見えてきました。
訪問リハビリは一体何を支えるのか?
それは「よりよい生き方」を支えることではないでしょうか。
人生のゴールは誰にとっても同じ方向にありますが、そこに至るまでの道のりをよりよいものにすることはできる。私はそう信じて、これからも患者様お一人おひとりに向き合っていきたいと考えております。
患者様が住み慣れた環境で、その人らしい生活を続けていけるよう、多職種の皆様と連携しながら尽力してまいります。地域の皆様に信頼していただける存在となれるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
医療法人社団泉樹会 訪問リハビリテーション統括責任者・理学療法士 吉原充



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