「ポータブルトイレなんて要らないよ!」
患者さんによく言われる言葉です。布団やベッドの近くにトイレなんか置きたくない、という気持ちはよく分かりますし、においや汚れなども同時にイメージされて瞬時に拒否反応が出てしまうのだと思います。
ポータブルトイレを患者さんにお勧めするのは下記のような時です。
・トイレまで歩行する時に転倒を繰り返してしまう。
・在宅酸素療法を実施していてトイレまで歩いても息が切れてしまう。
・排尿・排便回数が多く、1日のほとんどをトイレとベッドの往復に費やしている。
・夜間頻尿で夜中足元が見えない中トイレに行くのがつらい。
最近のポータブルトイレは本当に綺麗で見た目も素敵なものが多いです。ただの椅子のような見た目のものも色々あります。消臭効果のある液体なども種類があり、においをほとんど感じなくなるものもあります。
ただ、ポータブルトイレはレンタルではなく購入になってしまうことが多く、スペースも取るもののため躊躇してしまう方は多い印象です。
上記のようなトイレトラブルを抱えている患者さんは是非ケアマネジャーさん等にポータブルトイレの使用を相談してみてください。
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